高専卒の考察

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カロリー制限で寿命が延びる?

どうやら栄養価の高いものをたくさん食べるより

カロリー制限を続けるほうが健康で長く生きることができるようです。

 

カロリー制限と寿命の関係

 カロリー制限がマウスやサルの寿命を延ばす効果があるという研究成果が実際に出ています。

サルの実験

 サルを「カロリー制限をするグループ」と「好きなだけ食べれるグループ」の2つグループに分け、両者の老化による死亡率を調べた実験が行われています。この実験結果によるとサルの年齢が30歳になった時点での老化による死亡率は以下のとおりになりました。(最長寿命は40歳くらい)


好きなだけ食べれるグループ   老化による死亡率  50% 

カロリー制限をしたグループ   老化による死亡率  20%


 結果からカロリー制限をしたほうが老化による死亡率が下がっていたということが分かったのです。また見た目にも大きな違いが生まれており、カロリー制限をしたサルたちのほうが若々しさを保っています。詳しい情報は下のURLに乗っていますので興味がある方はどうぞ。

 

こちらのURLにものすごく詳しい資料が載っています

Dr.GOTOの老化研究所 URL:https://www.mnc.toho-u.ac.jp/v-lab/aging/doc2/doc2-01-2.html

 

人間の実例

 ここからは実験ではなく統計データによるものですが、沖縄の終戦直後の話です。当時の沖縄の食事による摂取カロリーは本土の80%ほどだったそうです。そしてそれから約50年後の2000年の調査では沖縄の平均寿命が全国平均の6%上回ったとのことです。つまりは粗食(擬似的なカロリー制限食)をしていた人たちの寿命が長くなる傾向にあるという実例だと考えられます。そのほかにも様々なカロリー制限と寿命の関係を示す資料があり、カロリー制限が寿命に関係していることは間違いないと思われます。

またカロリー制限を行うと擬似的な飢餓状態となり、生命力が向上するとか何とかいう説もあります。断食などはそれが関係しているらしいですね。

カロリー制限だけだと体が弱くなる

 人間を対象にしたカロリー制限の実験も行われています。寿命そのものを確かめた研究は必要な時間(100年くらいかかる)の関係もあり、まだはっきりとした研究結果は出ていません。しかしカロリー制限の影響を調べた研究がまとめられていたので書いておきます。

 

 簡単に言うとカロリー制限だけでは体重を落とすことはできますが、筋力や骨密度を下げてしまうことが分かっています。逆に、運動とカロリー制限を同時に行うと筋力と骨密度を維持したまま体重を落とすことが出来ることも分かっています。つまりカロリー制限だけを行うと筋肉や骨が弱ってしまうということです。動物たちでは問題にならなかった運動不足、人間は意識的に運動をしなければカロリー制限の恩恵を受けて寿命を延ばすことは出来ないようですね。

 

まとめ

動物は運動を自然に行うのでカロリー制限をするだけで寿命が延び、若々しくなる。

人間の場合はカロリー制限だけだと、筋肉や骨が弱くなる(不健康になる)。

運動とカロリー制限を同時に行うことで筋肉や骨を維持し、寿命を延ばせると思われる。

 

結論

食べ過ぎないで、運動をするのが正解

知ってたよね、これ

 

読んでくださりありがとうございました。